はんたいことばの愛のうたー天性の弱虫ー
「俺達もう、別れないか?」

君の言葉は

静かな教室に響いた。

私の初めての彼氏だった君

沢山の初めてを共有した君は

たった一言で

私達の関係に幕を閉じた。

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今日もまた、

君に別れを告げられた時の夢を見た。

夢で見るたびに、

思い出すたびに、

ある1つの感情がよぎる。

"友達に戻れたらそれ以上はもう望まない"

あの日から君は、

私を避けるようになった。

同じクラスである君とは

授業中よく、目があった。

その度に君は

私の大好きな笑みを浮かべ

こちらに手を振ってくれた。

そんな君が私は大好きだった。

君がこのままで良いなら、

もう話せなくても良いなら、

私だって構わないけど。

嘘つきな私が

素直になれない私が

ただ君の為に歌う、

はんたいことばの愛のうた。
  

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