生きていこう。それがいいんだ。
シズカ
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「いらっしゃいませ。
ご注文お決まりでしょうか。」
カレンダーの日付が・・
また一日と過ぎていく・・。
最後にあの公園へ行ってタケルと会ってから、また一日と日を重ねていく。
それと同時に・・“人を殺した”なんて実感がかき消されるほど・・
“想い”がこの心を埋め尽くしていく・・。
「塩ラーメンください。」
「かしこまりました。麺の固さと背脂の量はいかがしましょうか。」
「麺やわらかめで、
背脂少なめでお願いします。」
「かしこまりました。」
当たり前だけど、警察という警察の影は一切私に近づいてこない。
タケルの言うとおり・・
私達の計画はうまく進んでる。
でもまだ“ほとぼりが冷める”とは言い切れない。
1年・・5年・・・“ほとぼりが冷める”の基準が分からないけど、
決して気を抜くことはできない・・・。
「・・・・・・・・・・・・。」
・・・・・でも・・・・・
「・・・・会いたい・・・・。」
塩ラーメンのオーダーを大将に伝える深夜のバイト時間・・。
声に出さずに・・
心の声が漏れてしまう・・。
調子狂うけど・・・数学が難しすぎて総復習は終わってないけど・・
別に・・ただ無駄話を喋るだけでいい・・。
ほとぼりが冷めるまでもう会わない方がいいけど・・
ただちょっとだけ・・あのアホに・・。