生きていこう。それがいいんだ。


―――――― 


眠れるはずが無かったけど、
公園から帰って、枕へ頭を預けた。


眠れるはず無いと思ってたけど、夜通しラーメン屋と公園で過ごしたこの体は、

勝手に眠りへと落ちていた。



「・・・・・・・・・・。」


昼過ぎに覚めた目をこすってシャワーを浴びて・・ドライヤーで乾かして・・


盗撮から足を洗ったから・・・

その場に溶け込む為に使っていただけの・・

“これはもう二度と使わない”と思っていたメイク道具を出して鏡の前に座った。




盗撮から足を洗ったから・・・

その場に溶け込む為だけに飾っていただけの・・

“いつの日か自信が持てたら・・”と思っていたワンピースに身を包んで鏡の前に立った。





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