生きていこう。それがいいんだ。
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・え・・・?
「・・・星野さん・・・・?」
・・・・なに・・・・?
爆竹のような音が響いた後・・・
温もりがスッと・・離れていく・・?
スローモーションのように・・・
星野さんの体が・・倒れていく・・?
「あ~うるさい。
やはり銃声は耳に悪いですね。」
滲んだ視界のまま・・
私を包んでいた星野さんの胸が、
スッと倒れていったと同時に・・
滲んだ視界の先・・
拳銃を構えている・・
見知らぬ男の人が立っていた・・。
「・・・誰・・・?」
「これから“白い力”によって葬られる人間に名乗る必要は無いでしょう。
私だってお前が誰か知りませんが、
立石君を殺害した被疑者なんでしょう?
・・・星野刑事、ご苦労様でした。
あとは私が始末しておきますから、
君も安心して死んでください。」
第11章 完