ぼくのせいにして

ヘタレなぼくでごめんね

ハッキリと言葉に出して伝えられなくて

なかなか幼なじみの心地いいぬるま湯から抜け出せなくて

言葉にしてダメだったらと思うとこじらせてる

もう少し待っててそんな想いもこめて

「じゃあ目閉じて?」

素直に目をとじる

好きだよって想いもこめてふんわりとキスをする

もちろん2人での初めてのキス

君はピクッと肩をゆらして目をあけて

「えっ?キス?」

戸惑ったような顔でこちらをみる

「そうキス!明日も明後日もするよ?そしたら大丈夫だよ!」

ちょっと胡散臭い笑顔で話す

「だってちょっとドキドキはするけど落ち着いてるでしょ?」

耳もとで囁きつつ顔を覗き込むぼく

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