たばこに隠された想い Ⅰ




グイッ




「っわ」


突然腕を引かれ、転びそうになる

トン、と誰かの胸元に頭が当たり、顔を上げるとそこには嵐がいた


「お、ま、えなァ?

なんで直ぐ一人になるんだよ?!」


海の時も、私を見つけてくれたの嵐だったな...


「だ、だって人多いし」


「ったく、さっさとあいつらと合流すんぞ」


そのまま腕を引かれ、ずんずんと前に進んでいく




< 121 / 269 >

この作品をシェア

pagetop