たばこに隠された想い Ⅰ



「どうした、急に」


「いや、なんか...えっと...」


嵐は不思議そうな顔をしている




「い、一緒に寝たいなぁ...って思って」




私がそう言うと、



嵐はぽかんと口を開けて、固まった



「嵐?...おーい」


嵐の顔の前で手を振ると、ハッ、と我に返ったようで



グイッ


と勢い良く腕を引かれた




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