たばこに隠された想い Ⅰ




それから、嵐以外の皆は先に帰ってしまって、病室には私と嵐の二人になった



「おい蝶羽」


「?」



バンッと大きな音をたてて、嵐はベッドにくっ付いてるテーブルに何かを置いた


それは、私が嵐にお別れを示した手紙で




「てめェ、俺がこんなんで離れると思ってんのか?」




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