たばこに隠された想い Ⅰ




パーティがお開きになったのは日付が回った頃で、ほとんどの人が倉庫で雑魚寝していた


後から入るのめんどくさいと思い、お風呂を済ませてから下の片付けをしていると、後ろから亮が話しかけてきた


「蝶羽」


「亮...今日はありがと」


「あぁ、下っ端たちがどうしてもっつーからな」


亮は普段無口で、何を考えているか分からない

それでも、よく周りを見ていて、仲間思い


良い総長だよ、ほんと...



亮も手伝ってくれて、何とか片付けを終わらせた



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