たばこに隠された想い Ⅰ




「仕方ねェから答えてやるよ」


「はぁ?ちょ、うわっ」




グイ、と腕を引かれれば、一瞬で互いの位置が変わり、嵐が上になってしまった


「ちょ、ちょっと待って私っ...汚れた...んん」


父親にされた行為に、私は汚れたという言葉は嵐の唇によって遮られた


...ていうか酒臭っ


どんだけ飲んだのこいつ!?




「そんなことねェ


お前は、綺麗だ」





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