たばこに隠された想い Ⅰ




後輩たちに小さく微笑みかけ、お礼を言って、後輩たちの横を通り過ぎる



「あ!蝶羽ちゃーん!」


遠くで未来が手を振っているのを見つけ、私も振り返す


「ごめん、お待たせ」


「全然待ってないよ!理事長たちとのお話は済んだ?」


「うん、ばっちり」


「蝶羽ちゃん未来ちゃん!写真撮ろ!」


優斗がカメラを構えながら、私たちを呼ぶ



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