たばこに隠された想い Ⅰ
「お前はあれだな!えーと...」
嵐は何故か戸惑ったように話し始め
「何?」
「だから!笑ってた方が良いってことだよ!
一応顔整ってんだからよ.....」
最後の方は小さすぎる声だったけど、何とか聞き取れた
嵐は先程見たくらい顔を真っ赤に染めていて、
励ましてくれたんだなと素直に喜ぶ
「ふふ、ありがとう、嵐
またね」
「お、おう、またな」
嵐にに手を振り、背を向けてアパートの階段を登った
今日は依頼もなく、天下龍という居心地の良い場所に行けたからか、よく眠れた