たばこに隠された想い Ⅰ




車に揺れている中、小さく、未来が言った






「蝶羽ちゃん...


言いたくなかったら別に良いの


蝶羽ちゃんのお兄さんは、今何しているの?」


「ちょ、未来!」


未来の言葉に広樹が慌てて口を挟む


ここにいた三人...いや、亮や嵐も、私が何か抱えてることに気付いてる




「...倉庫に言ったら、話すよ」


そろそろ話しても良い、そう思った




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