たばこに隠された想い Ⅰ
急接近?
嵐side




蝶羽の過去は、想像を絶するもので、中学生という幼い蝶羽はどれだけ苦しんだんだと、想像してもしきれなかった



未来は広樹に支えられながら涙を流している



「...話してくれてありがとう、蝶羽ちゃん」


優斗はそう言って、微かに赤い目を擦った



「聞いてくれてありがとう」


小さく笑った蝶羽はシュボ、とライターから火を出し、煙草を吸い出した


蝶羽が吸っている煙草のセブンスター

蝶羽が煙草を吸っている理由にそんな深い理由があると思わなかった



< 77 / 269 >

この作品をシェア

pagetop