たばこに隠された想い Ⅰ




ガチャ


「おォ、おめェ起きてたのか」


嵐の声とともに、幹部室に入ってきたそいつを見て、私は目を見開いた



「嵐、髪...」


背中くらいまで伸びていた銀色の髪が、項くらいまで短く切られていたのだ



「...お前が似合うっつーからよ...」


照れたように頬を掻きながらそう言う嵐


...なんか可愛くなったな



「...似合うじゃん」


でも、やっぱり短い方が似合う




「あと、これ」




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