たばこに隠された想い Ⅰ
「...ふっ、...あははっ」
「なっ、お前笑ってんじゃねェよ!!」
真っ赤になってそんなことを言う嵐に思わず吹き出してしまった
「...ありがと」
でも、嵐の言葉は凄く嬉しかった
嵐から貰った煙草に火をつけ、一口吸う
慣れない味だけど、嫌いじゃない
嵐も私の隣に座り、煙草を取り出した
「あ、やべ、火がねェ」
どうやらライターのオイルが切れたらしく、カチカチと何度か動かすが全く火がつかない
「ん」