たばこに隠された想い Ⅰ




すると不意に私の顔を自分のほうに引き寄せ、煙草同士の先端をくっつけ、火をつけた



「なっ...」


何それ...か、関節キスみたいじゃん...


ぼぼぼ、と顔に熱が集まるのを感じ、慌てて頬を手で抑える


「っ!な、な...今のは別にそういうことじゃねェから!」


私の顔を見た嵐も何故か顔を赤くし始め、二人ともふいっ、とそっぽを向いた



もくもくと、二つの煙は宙を舞って、やがて消える



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