それが恋だと知っていた【完】



そのワンピースの他にも店員さんが服を見立ててくれて、何着か着てみた。


……どの服も普段なら私が絶対選ばないような服ばかりだ。



「ナナ、着れたかよ」



試着室の外にいる佐良の声が聞こえた。



「あー。ちょっと待って」



え、恥ずかしくない?


ていうかスカート履いたのなんてたぶん高校の制服以来な気が……。



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