それが恋だと知っていた【完】



「ほんと?」


「似合う似合う。孫にも衣装って感じ」



それは褒めてるのか、貶しているのか、どちらなのか。


佐良の本性は掴めない。



「じゃ、それ着て行こうぜ」



佐良は椅子から立ち上がるとスタスタとレジに一直線で向かった。



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