それが恋だと知っていた【完】



「それって、本当に?錯覚とかではなく?」



佐良は私の両肩に手を載せる。


その手には力が入っていることが肩から伝わってくる。



「佐良いなきゃつまらないし、佐良に彼女が出来たら悲しいって思う!これって恋なんじゃないの?」



私がそう言うと、佐良は私を肩から抱き寄せた。




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