星の綺麗な真夜中に。

真っ白な天井と淡い黄色のカーテン。








見慣れない景色が目の前に広がっている。









「そっか、引っ越してきたんだ。」









眠たい目をこすりながら、ベットから立ち上がり顔を洗いに行く。







学校へもっていくお昼の弁当と朝ごはんを作りにキッチンへ行き、冷蔵庫から食材を次々に出す。






両親のいる家庭なら、きっと朝におはようと言っておはようと返してくれる人がいるのだろう。






両親は交通事故に巻き込まれて他界した。両親が亡くなってからは、親戚の家を転々をしていた。








しかし、高校入学を機に一人暮らしをすることに決めた。