造園家は御曹司に求婚される
「ッ!放せ!!」
あたしはそう言うものの、財前さんは「抱き心地やっぱりいいね。俺好み」とのんびりそう言う。ふざけてんのか。
「俺、君のこと気に入っちゃった。こういうことしちゃったわけだし、責任きちんと取るよ。俺と結婚しない?」
ニコニコと財前さんは言う。他の女の子だったら頬を真っ赤に染めて頷いているんだろうね。でもあたしは違う。
「はあ!?するわけないだろ!!」
そう言い、ベッドの下に脱ぎ散らかった状態の服を着ようと手を伸ばす。早くこの男から離れてしまおう。しかし、あたしの手は財前さんに掴まれてしまう。
「初めてだったと思うし、腰が痛いでしょ?家まで送るよ。あと、服はこれ着て」
財前さんにそう言われて渡されたのは、女性に人気のブランドの袋。中に入っていたのはシンプルな緑のワンピース。リボンやレースでフリフリじゃないだけマシだけど、こんないいブランドの服なんて絶対似合わない。
「……わざわざ用意してくれて申し訳ないけど、あたしは他の子みたいに色白で華奢な体じゃないんだよ。だから似合うわけない」
あたしはそう言うものの、財前さんは「抱き心地やっぱりいいね。俺好み」とのんびりそう言う。ふざけてんのか。
「俺、君のこと気に入っちゃった。こういうことしちゃったわけだし、責任きちんと取るよ。俺と結婚しない?」
ニコニコと財前さんは言う。他の女の子だったら頬を真っ赤に染めて頷いているんだろうね。でもあたしは違う。
「はあ!?するわけないだろ!!」
そう言い、ベッドの下に脱ぎ散らかった状態の服を着ようと手を伸ばす。早くこの男から離れてしまおう。しかし、あたしの手は財前さんに掴まれてしまう。
「初めてだったと思うし、腰が痛いでしょ?家まで送るよ。あと、服はこれ着て」
財前さんにそう言われて渡されたのは、女性に人気のブランドの袋。中に入っていたのはシンプルな緑のワンピース。リボンやレースでフリフリじゃないだけマシだけど、こんないいブランドの服なんて絶対似合わない。
「……わざわざ用意してくれて申し訳ないけど、あたしは他の子みたいに色白で華奢な体じゃないんだよ。だから似合うわけない」