偽婚約者の恋心~恋人のフリが本気で溺愛されています~
「風乃、どうかした?」
「あのぉ、蓮さん、部屋着がなくて・・・」
「あっ!ごめん!頼み忘れてた!俺のでよかったら…あっ、でかすぎるか…」
「大丈夫です。お借りしてもいいですか?」
お風呂に入り、蓮さんから借りたスウェットを着る。身長156㎝の私からすれば、180超えの蓮さんの服はブカブカ過ぎる…。袖をたくり上げ、ウエストは紐を思い切り引っ張ってから結ぶ。ズボンの裾を折り上げる。
鏡に映る自分を見て情けなくなる。普通は男性の服を借りたら多少なりとも色っぽくなるところなのに。鏡に映る自分に、その要素は全く見当たらない。蓮さんの方が私より100倍色気がある。溜め息をつきながら髪を乾かし、アップにまとめる。
リビングに行き、
「蓮さん、お風呂ありがとうございました。」
と声をかける。
蓮さんはソファの端にクッションを置き、毛布を持っていた。
「あのぉ、蓮さん、部屋着がなくて・・・」
「あっ!ごめん!頼み忘れてた!俺のでよかったら…あっ、でかすぎるか…」
「大丈夫です。お借りしてもいいですか?」
お風呂に入り、蓮さんから借りたスウェットを着る。身長156㎝の私からすれば、180超えの蓮さんの服はブカブカ過ぎる…。袖をたくり上げ、ウエストは紐を思い切り引っ張ってから結ぶ。ズボンの裾を折り上げる。
鏡に映る自分を見て情けなくなる。普通は男性の服を借りたら多少なりとも色っぽくなるところなのに。鏡に映る自分に、その要素は全く見当たらない。蓮さんの方が私より100倍色気がある。溜め息をつきながら髪を乾かし、アップにまとめる。
リビングに行き、
「蓮さん、お風呂ありがとうございました。」
と声をかける。
蓮さんはソファの端にクッションを置き、毛布を持っていた。