偽婚約者の恋心~恋人のフリが本気で溺愛されています~
風乃サイド
権藤さんは蓮さんと何やら話した後、また私に向かって、
「沢渡さんにも見せたかったなぁ。
いつもクールな財前が焦った顔!」
えっ?蓮さんが?
本当なら
かなり嬉しい。
「おい!余計な事は言わなくていい。」
と、蓮さんが口を挟む。
すると、権藤さんは
「はいはい」
と言ってから、私の方に向き直り、
先程までとは打って変わって真剣な表情で、
「沢渡さん、防犯カメラに拉致の瞬間も映っていました。他に証拠も揃っています。被害届を出しますか?今すぐ決めなくても構いません。ゆっくり考えて下さい。」
権藤さんは蓮さんと何やら話した後、また私に向かって、
「沢渡さんにも見せたかったなぁ。
いつもクールな財前が焦った顔!」
えっ?蓮さんが?
本当なら
かなり嬉しい。
「おい!余計な事は言わなくていい。」
と、蓮さんが口を挟む。
すると、権藤さんは
「はいはい」
と言ってから、私の方に向き直り、
先程までとは打って変わって真剣な表情で、
「沢渡さん、防犯カメラに拉致の瞬間も映っていました。他に証拠も揃っています。被害届を出しますか?今すぐ決めなくても構いません。ゆっくり考えて下さい。」