偽婚約者の恋心~恋人のフリが本気で溺愛されています~
拉致の瞬間?
ということは、田中先輩が私の背中を押したところも映っていたってことよね。藤原さんと田中先輩は共犯者だった
から・・・。
そう考えると、口から自然と
「被害届は…出しません。」
と言っていた。
「分かりました。」
と、権藤さんは大きく頷くと、蓮さんに向き直り、
「民事不介入なんで、俺は用済みみたいだから失礼するよ。後は任せた。」
と言って蓮さんの肩を軽くポンと叩いて扉に向かう。蓮さんが、権藤さんの背中に向かって
「助かった。」
と言うと、権藤さんは軽く右手を挙げてから部屋を後にした。
ヴーヴーヴー
蓮さんの携帯が鳴る。
「ちょっと失礼」
と言って、蓮さんは病室を出た。
しばらくすると蓮さんが戻ってきて、
「じゃあ、俺もまだやることが残ってるから。明日迎えに来る。
君の会社には、3日間休むことを連絡してあるから、安心して今日はゆっくり休んで。」
「はい。色々とありがとうございました。」
ということは、田中先輩が私の背中を押したところも映っていたってことよね。藤原さんと田中先輩は共犯者だった
から・・・。
そう考えると、口から自然と
「被害届は…出しません。」
と言っていた。
「分かりました。」
と、権藤さんは大きく頷くと、蓮さんに向き直り、
「民事不介入なんで、俺は用済みみたいだから失礼するよ。後は任せた。」
と言って蓮さんの肩を軽くポンと叩いて扉に向かう。蓮さんが、権藤さんの背中に向かって
「助かった。」
と言うと、権藤さんは軽く右手を挙げてから部屋を後にした。
ヴーヴーヴー
蓮さんの携帯が鳴る。
「ちょっと失礼」
と言って、蓮さんは病室を出た。
しばらくすると蓮さんが戻ってきて、
「じゃあ、俺もまだやることが残ってるから。明日迎えに来る。
君の会社には、3日間休むことを連絡してあるから、安心して今日はゆっくり休んで。」
「はい。色々とありがとうございました。」