黒翼の淡恋
「暫くここで過ごして頂きます。シリウス様の計らいで食事は囚人用ではなく栄養のあるものを食べて貰います。
ララの下でよく働くのですよ」

「ワフッ」


_やっぱりララ以下だった。


フォルトの背中をパンチしたい気持ちに支配されたが必死に堪えた。


「それから、毎日監視されている事を忘れずに。下手な真似したら_」

「わかりました!!」

食って掛かる様にティファは返事をした。


_何度も言わなくてもわかってるのに!!もう!


「お前ら。」

「はい?」

「はい・・」

「もめごとはゴメンだ。程度仲良くやれ」


と最後にシリウスから低い声でけん制された。

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