黒翼の淡恋
「ティファ、話とはなんだ」


兵士とクロレラは察してその場から少し離れたところへ移った。


「あ、あの・・」


_ううう・・緊張して口がもつれる。どうしよう・・どうしよう・・



しばらく沈黙が続いた。


「・・・」


「・・・」


_うわああん(泣)私の弱虫!どうして言えないんだろうぅ・・


「ったく。どうしたんだ?」


ティファには怒ったような声に聞こえる。

顔を伏せているので見る事など到底出来なかった。


「あの・・皇子・・ごめんなさい」


「?」


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