ねえ、私を見て
私も仕事を頑張らないと、二人に遅れる。

そして私は、パソコンに向かって、仕事を始めた。


「くらら。お昼食べないの?」

園子に言われて、ハッとした。

時計を見ると、もう12:30になっていた。

「仕事に集中するのはいいけれど、休憩もちゃんと取らなきゃ。」

「そうね。ごめんなさい。」

私はお弁当を持って、立ち上がった。

「どこに行くんですか?」

相馬君が寂しそうな目で、私を見てくる。

「屋上よ。ここのビル、屋上が公園になっているの。」

「へえ。」

「そこでお昼を食べるのが、くららの日課なのよね。」

園子も公認の、屋上公園ランチ。

本当は事務職は、オフィスに残って、電話番とかしなきゃいけないのだけど、私は園子に甘えている。

「行ってきまーす。」

「いってらっしゃい、くらら。」
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