ねえ、私を見て
日奈人君が私を待っている。
高鳴る鼓動が、私を改札から離れさせた。
【行かない。用事があるって言ったでしょう?】
【終わったら、来て下さい。】
トクントクンと全身に血が巡る。
日奈人君のところへ行きたい。
でも行ってしまったら、どんどん日奈人君に、はまってしまう。
私は、切り札を出した。
【もう、会わないようにしよう。】
返事は来ない。
そう、これで終わったんだ。
そう思って、改札に改めて向かおうとした時だ。
【嫌だ。別れるなんて嫌だ。】
日奈人君からの返事に、胸が熱くなった。
夫との間には、別れる別れないの話なんて、なかった。
だから、こんなに情熱的な言葉、言われた事がない。
【私達、不倫なんだよ。バレたら困るわ。】
【バレなきゃ、いいんでしょ。俺は、嫌だよ。くららさんと一緒にいたい。】
高鳴る鼓動が、私を改札から離れさせた。
【行かない。用事があるって言ったでしょう?】
【終わったら、来て下さい。】
トクントクンと全身に血が巡る。
日奈人君のところへ行きたい。
でも行ってしまったら、どんどん日奈人君に、はまってしまう。
私は、切り札を出した。
【もう、会わないようにしよう。】
返事は来ない。
そう、これで終わったんだ。
そう思って、改札に改めて向かおうとした時だ。
【嫌だ。別れるなんて嫌だ。】
日奈人君からの返事に、胸が熱くなった。
夫との間には、別れる別れないの話なんて、なかった。
だから、こんなに情熱的な言葉、言われた事がない。
【私達、不倫なんだよ。バレたら困るわ。】
【バレなきゃ、いいんでしょ。俺は、嫌だよ。くららさんと一緒にいたい。】