双子の異世界・奇跡の花束
「ねえ、おとうさんもお礼言ってよ」


「・・・むうう」


まだ怒りの熱が冷めていない様だ。


「すみません・・」


ミネルアは何度も二人に謝罪した。


「いえ、いいんですよ。さ、皇子帰りますよ」


「・・・」


レシオンも団長と同様、黙り込んで動かなかった。


「どうしたんですか?レシオン様?」


様子がおかしいのでシャックスは首を傾げる。


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