双子の異世界・奇跡の花束
「私は、8年前から・・ずっとミネルアを思い続けてきました」


「は?」


「迷子になった時にミネルアに出会っているのです」


「なんだと?」


「その時から昨日再開するまで、ずっと気になる存在だったんです。ミネルアが」


「・・信じられねえな」



それはそうだろう。

聞いていた皆が頷いた。



「女性はこの国に沢山います。他国の姫も紹介された事もあります。
でも・・こんなに素敵だと思える女性はいなかった」



カアアア///


褒められ慣れてないミネルアは顔を真っ赤にした。



「私は本気で、ミネルアを妃にしたい」


「皇子!?」


レシオンにすぐに切り返したのはもちろんシャックスだった。


「貴方は未来の皇帝になられる方なんですよ?」


「・・・皇帝になってもならなくても、俺はミネルアがいい」


「・・・えぇ・・そんなワガママ」


シャックスは愕然としている。


確かにワガママだ。

立場をわきまえていない発言だ。


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