双子の異世界・奇跡の花束
「ん・・・」


突然、柔らかなくちびるとくちびるが重なり合って、心音だけが耳に響く。

時が止まった様に感じられた。



「・・・・」

「・・・・」




何が起きたのかわからず、そのまま固まったミネルア。

レシオンはくちびるを離し、鼻と鼻がぶつかるくらいの距離で言った。


「凄くいい力を持ったな」


と。


太陽みたいな笑顔で言った。


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