双子の異世界・奇跡の花束
「おとうさんただいま~」


「ミィ~~!待ってたぞ!」


テントの中に入ると、テーブルにごちそうが用意してあった。


「わ!凄いナニコレ!」


「なんでもレシオン皇子の使いが来て、お詫びだって」


「へえ~・・でも今別れたばかりだけど何も言ってなかったよ?」


「照れくさかったんじゃねえか?」


「そうなのかな?」



皆お気に入りの定位置に座ってミネルアのグラスにジュースが注がれるのを待っている。


わくわく(*´Д`)



「あ、クルーガは?」


「ああ、さっき目が覚めてベイクとどっか行った。連れしょんかな」


「そうなんだ」



_良かった・・目が覚めて。後で沢山お礼言わないと・・



「おっせーなあ!乾杯しちまうか?」


「そっすねえ~」


団長と他の団員もいつからミネルアを待っていたのか待ちきれなくてうずうずしている。


「じゃ、かんぱ~~~~」
「待てえええぇえ!!!!」


ガシャンッ!!!


団長の合図とともにクルーガが声を荒らげて中へ入ってきた。

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