双子の異世界・奇跡の花束
ゼノは淡々と話す。


「なので探しに行こうと思って、まずはここに来たんですけど」


「来ていないぞ・・」



_どこに行ったんだミネルア!!



レシオンに不安が募る。



「という事はおそらく賢者に会いに行ったのかな?」


「・・賢者?」


「ここの書物庫には賢者録があるでしょう」


「何故それを・・」


ゼノは真顔で言った。


「知り合いなんで」


「・・・・・・え?」


「賢者と」




_そんな馬鹿な。




流石に二人はゼノを胡散臭いと思った。

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