双子の異世界・奇跡の花束
ルアードは広い。
なんとか街の案内人にルミーユ王国の方角を教えてもらったのを忠実に、途中の街まではたどり着けた。
「あれがルアード最北端の街・・・良かった。・・はぁ疲れた・・」
方角が合っているのか不安でたまらなかった為疲労困憊だ。
「ブフフン」
馬も機嫌が良くないらしい。
「お腹すいたの?頑張ったもんね。どこかで休ませてあげないと」
街から少しだけ外れた場所に川があった。
「いま汲んでくるね~」
ミネルアは近くにあった木に手綱をくくりつけた。
「お水お水・・」
桶に水を汲み馬と共に一休みだ。
「ふうー・・」
木に寄りかかり、空を見上げた。
「・・・」
_あんなに隠しておきたかったのに・・もう楽しかった頃に戻れないんだ
踏ん切りをつけ旅に出たつもりでも、やはり心は痛かった。
クルーガに言われたことも胸に刺さる。
なんとか街の案内人にルミーユ王国の方角を教えてもらったのを忠実に、途中の街まではたどり着けた。
「あれがルアード最北端の街・・・良かった。・・はぁ疲れた・・」
方角が合っているのか不安でたまらなかった為疲労困憊だ。
「ブフフン」
馬も機嫌が良くないらしい。
「お腹すいたの?頑張ったもんね。どこかで休ませてあげないと」
街から少しだけ外れた場所に川があった。
「いま汲んでくるね~」
ミネルアは近くにあった木に手綱をくくりつけた。
「お水お水・・」
桶に水を汲み馬と共に一休みだ。
「ふうー・・」
木に寄りかかり、空を見上げた。
「・・・」
_あんなに隠しておきたかったのに・・もう楽しかった頃に戻れないんだ
踏ん切りをつけ旅に出たつもりでも、やはり心は痛かった。
クルーガに言われたことも胸に刺さる。