双子の異世界・奇跡の花束
『ヴォルスもお前を神に捧げるのを独り占めしたかっただけなんじゃね?』


そう言われた事に、葛藤ばかりしていた。


ヴォルスは好きだと言ってくれた。


だから信じていた。


でも実は自分をてなづける作戦で、ルアードに復讐する為にいつか殺すつもりだったのかと考えてしまった。



「そう・・なのかな?ヴォルスは私を殺して力を得たかったのかな?」



_悲しいな。


そんなの悲しい。


好きだって言ってくれたのは嘘だったのかな・・。


会いたい。でも会いたくない。


真実は目に見えないから。


怖いんだ。

< 167 / 288 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop