双子の異世界・奇跡の花束
しばらく山を登っていると、森に入った。


「わぁ・・怖い・・・」


あと少ししたら夕暮れに入るだろう。


日が差さず鬱蒼とした森は木々が立ち並び雑草も伸び放題。。


キーキー


得体の知らない鳴き声が聞こえる。


ゾクッ


食堂のおばさんが怖い動物がいると言っていた事を思い出す。


「怖い動物ってなに?・・・熊とか?」


ギャーギャー!!


ビクッ


カラスの鳴き声だろう。

恐ろしい叫び声に聞こえる。


「・・うぅ・・やっぱり怖い。どうしよう」

< 176 / 288 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop