双子の異世界・奇跡の花束
「姫様」


ドキッ!!!


「え!?」



_私をそう呼ぶのは一人しかいない。



「う・・そ・・・」



8年だ。会えることなんてとっくに諦めていた。



「やっと会えましたね、姫様」



団員達の奥から、ゼノは手を広げた。



「ゼ・・・・ゼノーーーーーー!!!!!」



思わず飛びついてしまった。

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