双子の異世界・奇跡の花束
「わかりました。いいですよ」
「!」
それを聞いて団長はホッと息を吐く。
ヴォルスは俯いたまま黙っていた。
クルーガはそれを見て耳打ちする。
「本当にいいのか?帰っちゃうかもしれないんだぞ?」
「・・・」
ヴォルスは答えなかった。
一番思いは強いハズだった。
だがいざとなると、心が、胸がチクチクと痛む。
_俺が望んでいた事なのに。あいつの幸せだって思っていた事なのに・・・
「!」
それを聞いて団長はホッと息を吐く。
ヴォルスは俯いたまま黙っていた。
クルーガはそれを見て耳打ちする。
「本当にいいのか?帰っちゃうかもしれないんだぞ?」
「・・・」
ヴォルスは答えなかった。
一番思いは強いハズだった。
だがいざとなると、心が、胸がチクチクと痛む。
_俺が望んでいた事なのに。あいつの幸せだって思っていた事なのに・・・