双子の異世界・奇跡の花束
「ごめんな。ミネルア・・・」


ヴォルスは今にも泣きだしそうな顔をしている。

ミネルアは思い切りヴォルスを抱きしめた。



「私こそごめん。自分の事ばっかり・・・泣いちゃ嫌だよヴォルス」


「っ・・離れたく・・ない」



ヴォルスはミネルアの唇を強引に奪った。

優しいキスじゃない。

訴えるかの様な。



_好きだ・・・好き・・お前が好きだ・・・

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