双子の異世界・奇跡の花束
「どなたです!?」


城の方から声が聞こえた。

女性の声だ。



_人がいた!!!



5人は城の方へと走った。



「あの!ちょっとお尋ねしたいんですけど」


とミネルアが言った先に、黒いフードを被った一人の女性が立っていた。



「早急に立ち去ってください。でないと容赦しません」



訳も聞かず、女は手を掲げる。



「マズイ・・マナを使ってくるぞ!」


「全員後ろへ」



ギュウウウンッ

と低い音が鳴り、女の手の平に光が現れる。


ゼノやクルーガと同じ自然体質の力だ。


ゼノは4人を下げ、一人で立ち向かおうとした。


「ゼノ!!」


ミネルアは身を案じてゼノを呼んだ。


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