双子の異世界・奇跡の花束
「え?」


と動きを止めたのは女の方だった。


「!?」


5人は女の手から光が消えたのを確認する。


「あなたはゼノ、という名前なのですか」


「・・・そうだ」


「そうですか。失礼しました」


ギュウウウンッ


と女はまた手に力を込める。


「え!?何!?」



_やめてくれたんじゃないの!?



全員がそう思った瞬間、女はマナの力を解き放った。


バチバチバチッ!


「!!」


空から雷がゼノに向かって落ちてきた。

それを寸前の所でゼノは交わす。



「まて!俺達は賢者様に会いにきただけだ!」


「・・・え?」


ゼノがそういうと女は静まった。


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