双子の異世界・奇跡の花束
その日、誰もが眠れない夜だった。
もちろんゼノも。
天井を眺め、フレアを思い出していた。
_捨てた。捨てたんだ。あいつとフレアを。
大戦争がはじまり、両親と一緒に戦士として敵軍に立ち向かうと決意した。
家は代々賢者との繋がりがあり、ゼノの母は賢者補佐役だった。
世界に賢者は数人しかいない。
その偉大なる賢者の一人に代々仕えていた。
自分もいずれは賢者補佐役になる為、修業をしていた身だった。
だが国の為に戦争の方を優先した。
家族を守りたかったから。
もちろんゼノも。
天井を眺め、フレアを思い出していた。
_捨てた。捨てたんだ。あいつとフレアを。
大戦争がはじまり、両親と一緒に戦士として敵軍に立ち向かうと決意した。
家は代々賢者との繋がりがあり、ゼノの母は賢者補佐役だった。
世界に賢者は数人しかいない。
その偉大なる賢者の一人に代々仕えていた。
自分もいずれは賢者補佐役になる為、修業をしていた身だった。
だが国の為に戦争の方を優先した。
家族を守りたかったから。