双子の異世界・奇跡の花束
「ゼノ・・フレアさんは本当は嬉しいハズだよ」


「え?どうだろうな・・昔の姿と違う訳だし・・俺の事なんかそんなに思い出ないハズなんだけどな。凄く小さかったし」


「そんな事ないよ。どんなに小さな頃の思い出だって、覚えてるもんじゃない?」


「まぁ・・そうだといいけど・・」



ゼノは後ろ髪を引かれる思いで城に背を向けた。


_こんな状態じゃ今更話なんて出来やしないしな。 やっぱりあいつの事は諦めるしかない。

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