双子の異世界・奇跡の花束
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その頃、城を後にしたミネルア達は城下町でのんびりと昼食を取っていた。


「このシチュー旨いですね」


「本当、美味しいね」


「旨いけどよ。先に進めないんじゃ・・ずっとココに留まるしかないよな」



クルーガが大きな声で言った。

団長達もシチューを頬張りながら悩んでいる。


「ふうむ・・・どうしたもんかな」


皆の空気も若干重い。


すると、店の中にフレアが入ってきた。

突然の事に皆立ち上がる。


「あの方が呼んでます。すぐに来てください」


「フレアさん!!」


「・・急いで」


「はい!!」


皆は急いで残りのシチューとパンを口の中に詰め込んだ。

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