双子の異世界・奇跡の花束
シャックスは手に力を込める。


「食らいなさい!ゴミどもが!!」


弓はないが、まるで弓矢を放つような構えをした。


キュウウン・・


と音がしたと思うと、シャックスの手に光の弓矢が作られていく。


そしてそれを空高く放つと、光の矢は雨の様に敵に降り注いだ。


「兄様!早く!」


「く・・・絶対に無事でいろよ!シャックス!」


「当たりまえです!!」


レシオンは後ろ髪ひかれる思いで馬を走らせた。

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