双子の異世界・奇跡の花束
「何か来る!!!」


目撃した全員が手に汗を握った。

遠くから光が飛んでくる。

間違いなくマナの力で、この町ごと吹き飛びそうなほど強大で巨大だった。



「ふ、伏せろ!」


クルーガが皆に叫ぶが、ヴォルスは手遅れを感じた。



_井戸に飛び込むか!?それとも・・!!



考える余裕もない。


ゼノは自分の力ではどうしようも出来ないと、諦めてしまうほどの力を感じていた。


「エレノア様・・クロノス様・・・」


二人を走馬灯の様に思い出してしまうほどだ。

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