双子の異世界・奇跡の花束
「止めてルシオネス兄様!もう決着はつきました!!」
そう言ってルシオネスの前に立ちはだかったのはニアだ。
「何?ニアも死にたい?」
「やめろニア、こいつは正気じゃない!」
「お願いよ、もとの兄様に戻って・・」
「ふふ・・二人ともくし刺しにしてあげるよ。」
と、ルシオネスの手に力がこめられる。
_兄様・・!!!
ニアが目を瞑った瞬間だ。
風を切る音が後ろから聞こえ、光の矢がルシオネスに向かって飛んできた。
「おや、死にぞこないかな?」
ひらりと交わした先に、シャックスが立っていた。
「シャックス!!」
「レシオン様!ニア様!大丈夫ですか」
「ああ」
とシャックスが二人に近づいたが、目の前でシャックスは倒れ込んだ。
「お前・・その傷」
「・・なんてこと・・ありません・・」
背中には抉れた傷が無数についていた。
「・・・シャックス」
「フフ、信じてますよ。我が・・主」
そう言ってシャックスは目を閉じる。
「死ぬな!これは命令だ!ニア」
「は、はい!!」
ニアはシャックスを引きずりながら離れた。
「フフ、いいね。仲良しで」
「絶対に・・・許さん」
ワナワナとレシオンは手を震わせる。
「いいもん。許されなくて」
あっけらかんとしてルシオネスは答えた。
そう言ってルシオネスの前に立ちはだかったのはニアだ。
「何?ニアも死にたい?」
「やめろニア、こいつは正気じゃない!」
「お願いよ、もとの兄様に戻って・・」
「ふふ・・二人ともくし刺しにしてあげるよ。」
と、ルシオネスの手に力がこめられる。
_兄様・・!!!
ニアが目を瞑った瞬間だ。
風を切る音が後ろから聞こえ、光の矢がルシオネスに向かって飛んできた。
「おや、死にぞこないかな?」
ひらりと交わした先に、シャックスが立っていた。
「シャックス!!」
「レシオン様!ニア様!大丈夫ですか」
「ああ」
とシャックスが二人に近づいたが、目の前でシャックスは倒れ込んだ。
「お前・・その傷」
「・・なんてこと・・ありません・・」
背中には抉れた傷が無数についていた。
「・・・シャックス」
「フフ、信じてますよ。我が・・主」
そう言ってシャックスは目を閉じる。
「死ぬな!これは命令だ!ニア」
「は、はい!!」
ニアはシャックスを引きずりながら離れた。
「フフ、いいね。仲良しで」
「絶対に・・・許さん」
ワナワナとレシオンは手を震わせる。
「いいもん。許されなくて」
あっけらかんとしてルシオネスは答えた。