双子の異世界・奇跡の花束
今日は皆宝石を発掘しに岩山に向かっている。
ミネルアとヴォルスだけがテントの見張り役だった。
仕事がひと段落着いた後、早速ミネルアは服装を変えた。
髪も表面だけ短く切り、中の長い髪を編み込みピンでとめる。
一見ショートカットにしか見えない。
「どうかなー?」
「・・・」
まるで少年の様な出来にヴォルスは鼻で笑った。
「似合いすぎて引く」
「何それ!酷い!ヴォルスがやれって言ったのに!!」
プンプンと頬を膨らませてふてくされるミネルア。
「あと、何か護身術も身に着けた方がいい」
「ごしんじゅつ?」
「誰かに絡まれた時に、戦えるように」
ドキン
ミネルアの胸が跳ねる。
「そか・・そうだよね・・」
3年間大切に保護されてきた。
だが今後いつどうなるかもわからない。
この世界の人の様にマナを持ってない自分は一番弱い存在だ。
ヴォルスは不安そうなミネルアの頭をポンと撫でた。
「マナが無くても生きていける。俺もほとんど使わない。使わなくたっていいんだ」
慰めで言ってくれてるのだろう。
頭をなでる手がとても優しかった。
「わかった!じゃあ今から何かやる!教えて!」
「ああ」
ミネルアとヴォルスだけがテントの見張り役だった。
仕事がひと段落着いた後、早速ミネルアは服装を変えた。
髪も表面だけ短く切り、中の長い髪を編み込みピンでとめる。
一見ショートカットにしか見えない。
「どうかなー?」
「・・・」
まるで少年の様な出来にヴォルスは鼻で笑った。
「似合いすぎて引く」
「何それ!酷い!ヴォルスがやれって言ったのに!!」
プンプンと頬を膨らませてふてくされるミネルア。
「あと、何か護身術も身に着けた方がいい」
「ごしんじゅつ?」
「誰かに絡まれた時に、戦えるように」
ドキン
ミネルアの胸が跳ねる。
「そか・・そうだよね・・」
3年間大切に保護されてきた。
だが今後いつどうなるかもわからない。
この世界の人の様にマナを持ってない自分は一番弱い存在だ。
ヴォルスは不安そうなミネルアの頭をポンと撫でた。
「マナが無くても生きていける。俺もほとんど使わない。使わなくたっていいんだ」
慰めで言ってくれてるのだろう。
頭をなでる手がとても優しかった。
「わかった!じゃあ今から何かやる!教えて!」
「ああ」