双子の異世界・奇跡の花束
外に出たミネルアとヴォルスは、剣と弓を持って大きな木の前に立った。
「とりあえず弓だな。引いてみろ」
「どうやるの?」
木に紙を貼り、ヴォルスはそれ目がけて弓矢を放つ。
ガッ
と鈍い音がして、矢は紙に当たった。
「凄い凄い!ヴォルス!」
「やってみろ。こう構えて・・」
ヴォルスはミネルアに構えさせる。
初めは当たるなんてレベルには及ばない。
特に女性は向いていない。
なのでワザとクタクタの弓を用意した。
「まあ、人には得意不得意があるし。初めから出来るわけもない。
大体女は弓なんて引かない・・」
ガッ!
「きゃー!当たった!!」
「・・・嘘だろ」
弱々しい腕の癖に、一発で矢を放てた。
しかも的の真ん中に。
「まあ、まぐれだな」
「もう一回!」
「ああ。何回でもやれ、見ててやる」
ミネルアの瞳は今までで一番生き生きと輝いていた。
「とりあえず弓だな。引いてみろ」
「どうやるの?」
木に紙を貼り、ヴォルスはそれ目がけて弓矢を放つ。
ガッ
と鈍い音がして、矢は紙に当たった。
「凄い凄い!ヴォルス!」
「やってみろ。こう構えて・・」
ヴォルスはミネルアに構えさせる。
初めは当たるなんてレベルには及ばない。
特に女性は向いていない。
なのでワザとクタクタの弓を用意した。
「まあ、人には得意不得意があるし。初めから出来るわけもない。
大体女は弓なんて引かない・・」
ガッ!
「きゃー!当たった!!」
「・・・嘘だろ」
弱々しい腕の癖に、一発で矢を放てた。
しかも的の真ん中に。
「まあ、まぐれだな」
「もう一回!」
「ああ。何回でもやれ、見ててやる」
ミネルアの瞳は今までで一番生き生きと輝いていた。